「斬新な新規事業を考えなければならない!けど、煮詰まってアイデアが全く浮かばず大ピンチ!」
こんなお悩みを抱えてはいませんか?
そんなときは、「オズボーンのチェックリスト」を頼ってみてはいかがでしょうか?
オズボーンのチェックリストは、9個の切り口から突拍子もない面白いアイデアを生み出すフレームワークです。
煮詰まったときは、とりあえずフレームワークに当てはまるだけで、新しいアイデアを生み出すことができます。いまこの瞬間、アイデア出しに苦戦している人は、一度試してみてください!
オズボーンのチェックリストとは?
オズボーンのチェックリストとは…
9個の切り口から強制的にアイデアを絞り出すフレームワークです。
オズボーンのチェックリストは、テーマに対し、9個の切り口に当てはめてアイデア出しを行います。どうしてもアイデアが思い浮かばないときの最終兵器として使えます。
オズボーンのチェックリストで「出来ること」「出来ないこと」
どんなフレームワークも万能ではないので、「出来ること」「出来ないこと」があります。
新規事業のアイデア出しという目線で、オズボーンのチェックリストで出来ること・出来ないことをおさえておきましょう。
オズボーンのチェックリストで出来ること
オズボーンのチェックリストは、「ソリューション」のアイデアを出すことが出来ます。
ビジネスには、人間が持つ「課題や欲求」がまずはじめにあります。それを解決する(または満たす)「ソリューション」を提供することで対価を得ます。
ソリューションの例
- 「家でも美味しいラーメンを食べたい!」という欲求を満たすソリューション「カップラーメン」
オズボーンのチェックリストで出来ないこと
「課題や欲求」は、オズボーンのチェックリストからは見出せません。
ビジネスを新しく企画するときは、あらかじめ顧客はどんな課題や欲求を持っているか分析しておきましょう。
そのあとに、どんなソリューション(製品やサービス)でそれを解決するかを検討するときに、オズボーンのチェックリストを使いましょう。
「家でも美味しいラーメンを食べたい!」という欲求は、オズボーンのチェックリストでは見出せない。
オズボーンのチェックリストを「ラーメン」を例に解説
オズボーンのチェックリストを使って、「ラーメンの新商品」を考えてみましょう。
すでに世の中に存在しているアイデアもあるので、考え方の切り口の参考として捉えていただければと思います。
①「転用」他に使い道はないか?
- そのままの形で、新しい使い道はないか?
ラーメンで例えるなら…
ラーメンを「転用」した例
- 給食でラーメン
- 非常食用のカップラーメン
- 宇宙食のラーメン
②「応用」他のもののアイデアを当てはめられないか?
- 似たようなジャンルの別商品のアイデアを当てはめられないか?
- 全く別業界のアイデアを持ち込んだらどうなるか?
ラーメンで例えるなら…
ラーメンを「応用」した例
- ざるそばを応用し、麺つゆで食べる「ざるラーメン」
- 完全栄養食を使った「完全栄養ラーメン」
- 冷凍食品のようにレンジでチンして食べられるラーメン
- フレンチのようなコース料理のラーメン
③「変更」変えてみたらどうか?
- 色を変えたらどうか?
- 音を変えたらどうか?
- 匂いを変えたらどうか?
- 形を変えたらどうか?
- 温度を変えたらどうか?
- 意味を変えたらどうか?
ラーメンで例えるなら…
ラーメンを「変更」した例
- フィットチーネのような形に変えた平打ち麺
- 青い色のスープ(本当にあります)
- 冷やしラーメン
- 大衆食ではなく、ギフト用のラーメン
④「拡大」大きくしてみたらどうか?
- 大きくしたらどうか?
- 長くしたらどうか?
- 太くしたらどうか?
- 厚くしたらどうか?
- 増やしたらどうか?
- 時間を延ばしたらどうか?
ラーメンで例えるなら…
ラーメンを「拡大」した例
- うどんのように超極太麺
- 全部一本に繋がった長い麺
- 超分厚いチャーシュー
- 2時間かけて食べるラーメンコース
⑤「縮小」小さくしてみたらどうか?
- 小さくしたらどうか?
- 短くしたらどうか?
- 細くしたらどうか?
- 薄くしたらどうか?
- 減らしたらどうか?
- 時間を短くしたらどうか?
ラーメンで例えるなら…
ラーメンを「縮小」した例
- そうめんのような超極細麺
- おかずサイズのミニラーメン
- 1分でサーブされる超高速回転のラーメン屋
- スープを無くした汁無しラーメン
⑥「代用」他のもので代用できないか?
- 他の素材に代えてみたらどうか?
- 場所を代えてみたらどうか?
ラーメンで例えるなら…
ラーメンを「代用」した例
- 春雨を使ったラーメン
- デュラム小麦(パスタで使用される)を使ったラーメン
- 高級レストランでラーメンを出す
⑦「置換」入れ替えてみたらどうか?
- 配置を入れ替えたらどうか?
- 順番を入れかたらどうか?
ラーメンで例えるなら…
ラーメンを「置換」した例
- 冬に冷やし中華
- シメのラーメンを先に提供
⑧「逆転」逆にしてみたらどうか?
- 上下逆にしたらどうか?
- 裏表逆にしたらどうか?
- 左右反転させたら?
ラーメンで例えるなら…
ラーメンを「逆転」した例
- 麺と具をひっくり返したまぜそば(本当にあります)
- 色を反転させたナルト
⑨「結合」組み合わせたらどうか?
- 別のものと合体させたらどうか?
- 別のものと混ぜてみたらどうか?
ラーメンで例えるなら…
ラーメンを「結合」した例
- 豚骨と醤油を混ぜた豚骨醤油ラーメン
- カレーと合体させてカレーラーメン
- ラーメンのスープで作るリゾット
まとめ
今回はアイデア出しに使える「オズボーンのチェックリスト」をご紹介させていただきました。
新規事業のアイデア出しという文脈でご紹介しましたが、広告などのクリエイティブな施策にも活用できます。(むしろそっちの方が出番が多いかも?)
0から悩むよりも、フレームワークを使った方が絶対に時間短縮できる上に、クオリティも上がります。困ったときは、ぜひ積極的に取り入れてみてください!
社会人の学びに「この2つ」は絶対外せない!
あらゆる教材の中で、コスパ最強なのが書籍。内容はセミナーやコンサルと遜色ないレベルなのに、なぜか1冊1,000円ほどしかかりません。
それでも数を読もうとすると、チリも積もればで結構な出費に。ハイペースで読んでいくなら、月1万円以上は覚悟しなければなりません…。
しかし現代はありがたいことに、月額で本読み放題のサービスがあります!
外せない❶ Kindle Unlimited
Amazonの電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」は、月額980円。本1冊分の値段で約200万冊が読み放題になります。
新刊のビジネス書が早々に読み放題になっていることも珍しくありません。個人的には、ラインナップはかなり充実していると思います。
外せない❷ Audible
こちらもAmazonの「Audible(オーディブル)」は、耳で本を聴くサービスです。月額1,500円で約12万冊が聴き放題になります。
Audibleの最大のメリットは、手が塞がっていても耳で聴けること。通勤中や家事をしながら、子供を寝かしつけながらでも学習できます。
冊数はKindle Unlimitedより少ないものの、Kindle Unlimitedにはない良書が聴き放題になっていることも多い。有料の本もありますが、無料の本だけでも十分聴き倒せます。
ちなみにわたしは両方契約しています。シーンで使い分けているのと、両者の蔵書ラインナップが被っていないためです。
どちらも30日間は無料なので、万が一読みたい本がなかった場合は解約してください(30日以内であれば、仮に何冊読んでいても無料です)。
そして読書は、早く始めた人が圧倒的に有利。本は読めば読むほど、複利のように雪だるま式に知識が蓄積されていくからです。
ガンガン読んで、ガンガン知識をつけて周りに差をつけましょう!
とりあえず両方試してみて、それぞれのラインナップをチェックするのがオススメです!